この記事を読んで分かること
わかめの日(5月5日)の由来と意味
子どもの日と同じ日である理由は?
わかめの雑学
わかめの日(5月5日)の由来と意味は?
わかめの日は、1983年(昭和58年)5月5日に日本わかめ協会によって毎年5月5日に制定されました。
わかめの日は、実は30年以上前からあったんですね!
わかめの日(5月5日)周辺では、わかめの良さを知ってもらい消費拡大に向けたキャンペーンが実施されており、わかめの消費を増やすためのプロモーションとしての意味合いがあります。
では、なぜ5月5日がわかめの日なのでしょうか。
わかめは、毎年3~5月頃に新物が収穫されます。
5月初旬を過ぎると、収穫の時期が落ち着いて新鮮なわかめが市場に出回り始めるようになります。
1年のうちで1番美味しいわかめが食べられる時期は5月です。
わかめの良さをより知ってもらうことで、わかめの消費が拡大できるよう、わかめが1番美味しく食べられる旬の時期に合わせた5月5日をわかめの日に制定されたのです。
また、5月5日と言えば子どもの日ですよね!
実は、わかめの日が子どもの日と同じ日であることには理由があります。
わかめは”血液をきれいにする”と言われており、日本と同じ位消費量が多い韓国では、出産後のお母さんにわかめをたっぷり食べさせて血液を濃くするために出産祝いにわかめを贈るという習慣があります。
この習慣は、韓国ではとても大切にされているもので、どんなに貧しくてもわかめを贈る習慣があるほど。子どもとわかめは深い結びつきがあることから、子どもの日と同じ5月5日に制定されています。
子どもの日と同じ日にすることで、より多くの人に知ってもらいたいという意味合いも含まれているそうですよ!
わかめの日のイベント「わかめ祭り」とは?
毎年5月5日に「わかめの日」にちなんで、東京や名古屋・大阪など全国各地で「わかめ」の無料配布を行う「わかめ祭り」が日本わかめ協会によって開催されています。
美味しいわかめともっと多くの人に食べてもらうことを目的に、昭和58年から東京の銀座で開始してから長年ずっと続いています。わかめの販売もされているようです。
現在はコロナの影響によりイベントが中止となる年もありますが、コロナが落ち着いてきたら再びわかめ祭りを楽しめる時が来るでしょう!楽しみですよね。
他にも、伊豆多賀や田結などの日本各地のわかめ産地で「わかめ祭り」が開催されていて、わかめをより多くの人に食べてもらうための取り組みが行われています。
わかめの雑学
わかめの日にちなんで、わかめの豆知識をご紹介します♪
わかめの歴史
わかめが食用とされているのは日本と韓国だけと言われていますが、日本における食用としての歴史はとても古く、重宝されてきたことが分かっています。
縄文時代の遺跡(青森県にある泥炭遺跡)から、わかめを含む海藻が発掘されています。縄文時代というと、紀元前6000千年から300年の頃ですので遥か昔から食べられてきているのですね。
当時は塩を製造する技術がまだなかったため、塩分補給としての役割で摂取されていたと言われています。
現存する最古の歌集「万葉集」にもわかめを含む海藻の歌が残されており、奈良時代には献上品だったことも分かっています。
わかめの種類
わかめには様々な種類があり、旬の時期や好みの食べ方の合わせて種類を選ぶことができるのがわかめの良いところです。
めかぶはカップに入っているめかぶであれば季節を問わず一年中食べることができますが、生めかぶは旬の時期にだけ食べられる珍しい食材です。
軽くゆがいて、粘りが出るまで細かく叩いたものですよ。
同じわかめでも、めかぶとの違いはどのような違いなのでしょうか。
わかめとめかぶの違い
わかめとめかぶの違いは、部位の違いです。
一般的にわかめと呼ばれる部分は「葉」の部位で、めかぶと呼ばれる部位はわかめの「根元」の部位を指します。
めかぶはわかめの根元のひだが多い部分で、春になると胞子を放出する生殖細胞が集まった器官です。見た目はわかめの葉の部分と大きく異なり、わかめより細かくひだがよっていて厚みがあります。
ミネラルやカルシウム、カリウム・マグネシウムなど栄養素が豊富に含まれています!
わかめの栄養
わかめは「海の野菜」と言われていて、栄養素が豊富に含まれています。ミネラルやカルシウム、ビタミンがたくさん含まれています。
また、わかめのヌルヌルとした成分はアルギンさんという食物繊維で、コレステロールの上昇を抑えたり高血圧を抑える効果も含まれています。
低カロリーの食材なので、ダイエット中に重宝されていますよね!茎わかめは噛み応えのある食材で満腹感を得やすいので、間食にとってもおススメです。
タクシー運転手の隠語として使用
わかめという言葉は、タクシー運転手の間で隠語として使われることがあります。
「海藻」にかけて「海藻」の意味で使われたり、わかめのゆらゆら揺れている姿から「酔っ払い客」の意味で使用されることもあります。
とても面白いですよね。
わかめの日(5月5日)の由来・意味は?こどもの日と同じ理由が意外!|まとめ
今回はわかめの日(5月5日)の由来・意味は?こどもの日と同じ理由は?と題してまとめました。
・「わかめの日」は日本わかめ協会によって制定された
・目的はわかめをより多くの人に食べてもらうためのプロモーションのため
・5月5日に制定した理由は、5月がわかめの旬の時期であることと、韓国でわかめを出産後の母親にプレゼントする習慣があることから子どもと深いつながりがあるため「子どもの日」と同じ日にした
わかめは、お味噌汁に入れたりお刺身で食べたり、酢の物にしたりと様々なレシピに使える万能な海藻なので、家庭でも取り入れやすい食材ではないでしょうか。
ぜひ、旬の時期の美味しいわかめも食べてみてくださいね!
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